キャンベラ滞在記

オーストラリアのキャンベラで過ごす1年間の備忘録です。

free range eggs  ~卵の事~

最近のゴンですが、

鳥を見つけると追いかけるようになりました。指さしながら。

つい最近まで赤ちゃんだったのに、もう立派な幼児ですね。

お母ちゃん、嬉しいけどちょっぴりさみしいっ。

 

ということで鳥つながりの話題を。

 

今日は卵のことについて書こうと思います。

  

free range eggs やbarn eggsと言って、

ケージ(檻)に入れられてないニワトリが産んだ卵がこちらでは一般的です。

 

対して日本では、ケージフリーのものは珍しく、

たいていがケージで買われているニワトリが産んだもの(caged eggs)

になります。

 

こちらに引っ越してきた頃、

「卵、高っ!」

って思ったんですけど、成程。

ケージフリーの方が、1羽当たりの飼育スペースとか手間がかかるのので、その分コストもかかるんですね。

 

 

値段は、

free range eggs $6程

caged eggs $3程

※1ダース(12個入り)

と、約2倍ケージフリーの方が高くなっています。

 

 

 

日本ではcaged eggsが当たり前だったんだし、

わざわざ2倍も高いもの買わなくて良いか。どっちも安全なんでしょ?

 

ということで、

ゴン用には何となくfree rangeを使ったりしたものの、基本はcagedを購入していました。

 

 

が!!

 

いつものようにスマホネットサーフィンinスマートニュースしている時に、

ケージフリーの卵についての記事を見て、改心しました。

 

 

 

内容うろ覚えですが・・・

caged eggsの場合、クチバシをもぎ取られてつつけないようにして、身動きも取れないような檻に何羽も詰め込まれて、糞尿にまみれて、ただただひたすら毎日卵を産んで一生を終える。

 

みたいな、なんとなく知っていたけど知らなかった衝撃的な内容でした。

可哀そうすぎる。

 

 

ケージフリーであれば、酷い環境ではないのか?と言えば必ずしもそうじゃないし、

そんなこと言ってたら豚とか牛はどうなるの?とか、色々あるんですけどね。

 

興味がある人はググってみてください。相変わらず雑ですみません。

 

 

日本ではあまりなじみのないケージフリーですが、

海外(アメリカ、ヨーロッパ、もちろんオーストラリア)では結構浸透しているようです。

日本よりも動物福祉の考え方が進んでいるみたいです。

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大手スーパーwoolworthsの卵コーナー。

うろうろしながら人がはけるのを見計らう、怪しい中年アジア人女性(幼児連れ)

 

日本では想像できない巨大な卵コーナー。種類多すぎw

写真の上の張り紙?が、鶏の飼育方法を表してます。

赤-caged eggs 

黄色-barn eggs (ケージ飼育ではないけど、室内放し飼いのやつ)

緑-free range eggs (完全放し飼い)

 

圧倒的に緑の、free rangeのものが多い!

それほど需要があるんだと思います。

 

 

ちょっと話がそれますが、

鶏肉のパッケージにもそんなようなことが書いてありました。

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“羽伸ばすスペースあるところのニワトリだよ!!”

意識の高さが伺えます!

 

 

話を卵に戻します。

二倍の値段と考えると、なかなか高級な気がしますが、

たったの+2~300円。コーヒー1杯より安い。

(”たったの”って言ったけど、結構でかいよね・・・)

 

ストレスが少ない環境で育った鶏の方が、病気とか弱ったりすることも少ないだろうし、そうなると余計な抗生剤とかワクチンも少なくて済むのかな?美味しい卵を産んでくれるのかな?

 

まー、食の安全的な目線からもそうですが、

 

この事実を知ってしまった以上は、ひんたろうはニワトリさんたちに敬意を払いたいと思いました!!

 

ケージに詰め込まれて、たった20×20㎝のスペースで終わる人生の鶏が

少しでも減ってくれれば、もっと気持ちよく卵を食べられる気がします。

 

よってfree range eggsを買いたいと思います!

 

 

 

 

親子の親の方、鶏肉の方についてですが、下記サイト参照で。

nichigopress.jp

ひんたろう的要約↓↓

  • 食用の鶏の場合、ほぼすべてがケージフリーで育てられているよ。
  • でも、その定義は曖昧で、フリー・レンジという名であっても狭い小屋の中で何万羽もひしめき合い、鶏たちがほとんど身動きが取れないようなひどい状況もあるのさ。
  • だから、買い物するときは「RSPCA」マーク(動物を自由に動き回れるスペースをしっかり確保した環境で育てたという証)を参考にするといいよ。

 

 

大好物は、お母さんのつくる卵焼きです。

 

以上、卵好きひんたろうがちょっと真面目に?お伝えいたしました。